vol.11 贈与について  2011年3月23日 12:30

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贈与とは「対価無しで（タダで）モノをあげること」なのですが、贈与は「諾成契約（だくせいけいやく）」と言って、双方の合意により成立する契約（口頭によるものでもOK）なので、一方的行為ではありません。

贈与者が「あげるよ」という意思表示をし、かつ、受贈者が「もらうよ」という意思表示をして初めて成立するものです。
※この辺りがあいまいだと、遺産相続の時などに、どこまでが遺産なのか分からなくなる恐れがあります。
（例：子供名義の預金通帳にお父さんが入金したお金など）

（一方的行為の例）…遺言　（放棄可能）

→これに似ているものに「死因贈与」があります。

死因贈与とは、
「私が死んだらあげるよ」「あなたが死んだらもらうよ」
という契約で、遺言と違うのは、
「死亡前に所有の移転について双方の合意形成ができていること」と、「贈与者の死後に放棄（契約解除）することができない」という点です。